通常はらせんねじを用いた応力解析をするのではなく,ボルトの切欠係数βを用いて疲労強度を評価します。
下記手順にて,ボルト破断問題の解決に取り組みます。
現状の再現解析①接触要素を用いたボルト締結部の解析
②ボルトに発生する応力振幅の推定
③材料の疲労限度,ボルトの切欠係数βの調査(データベースあり)
④ボルトに発生する応力振幅と材料強度との比較
対策立案①ボルト呼び径,材質の変更,ボルト締結部の再設計
②締付けトルクの決定
③接触要素を用いたボルト締結部の解析
④ボルトに発生する応力振幅と材料強度との比較と設計マージンの提示
参考文献
1) 日本溶接協会 原子力研究委員会,設計疲労線図の策定にかかわる調査(Phase Ⅱ),p22,(2017)